当教室のシステム
基礎学習×そろばん
エジソンクラブ教材を中心として所定の水準まで基礎学力を徹底的に修得してからそろばんに入り、そろばん・あんざん学習で得られる能(脳)力を身につけるという『基礎学習とそろばんを連動させた二段構えのオリジナルシステム』です。
基礎学習×そろばんで効果は倍増です。子どもの能力をバランスよく総合的に鍛えていきます。基礎学力を身につけることで、そろばんの進級が断然早くなります。
教育方針
なにをするにも順番がある
当校は昭和24年に開校いたしました。
当初はそろばん・あんざんのみの学習でしたが、時代の変化と共に習い始めるお子さんが低年齢化して参りました。
そうした中で、数字やひらがなもしっかり書けないような子に、いきなりそろばんを持たせるのではなく、そろばんは一旦おいて、基礎学力を徹底的に鍛え、それからそろばんを始めても遅くはないのではなかろうか。その方が、子供にとっての習う順序として大切ではなかろうか。そう感じたのは、自分の子供にどのような学習を受けさせたいかと、私自身が親となり感じた結果でした。
そろばんで数を理解するのではなく、まずは数図などで数の概念をしっかりと身につけることが大切だと考えます。
それが、子供にとっての大切な学ぶ順序ではないでしょうか。
基礎学力で差をつけるそろばん教室
10までの+・-や×・÷をしっかりと使いこなせない子供達に、いきなりそろばんを始めさせても早い段階でつまずいてしまう。教わる側も教える側も大変になります。お互い効率が悪いのです。当然、上達は遅くなります。
そろばんのスタートは多少遅くなりますが、基礎学力(学ぶための力)を身につけると、理解・上達・進級が早いものになります。 もちろん、学校の授業もよく理解できるようになり、まさに効果倍増です。
当校は、基礎学習から始めるそろばん・あんざん専門教室です。
ただ、そろばん・あんざんの級だけ上げることを方針としてはいません。子供達には子供らしく、元気いっぱいに、友達と遊ぶこと・スポーツ・他の習い事も一生懸命やってほしいと思います。
いろんな経験・体験をしてバランスのとれた子供に育ってほしい。我が子に願う思いと同じです。
基礎学習の重要性とブレない指導法
どんな建物でも基礎工事から始まります。高いビルを築こうとするならそれなりのしっかりとした土台が必要となります。学問においても同様で基礎なくして学力の向上は望めません。基礎学習の根幹をなすものは、間違いなく今も昔も「よみ・かき・そろばん(計算)」です。この3つをバランスよく取り入れて学習することが大切です。
最近の調査でも小学生の問題を解けない中学生が非常に多いことがわかりました。これは、基礎学力が不徹底のまま、先へ先へと進んでしまったことが原因です。また、算数のつまずきのきっかけは一年生後期のくり下がりのある引き算から始まることがわかっています。この時期に数の概念が身につかないと後の学習に重大な影響を及ぼし、「算数が苦手な子」につながる恐れがあります。低学年での学習方法が後々まで尾を引くことになります。
そのため、好奇心が旺盛な幼稚園・低学年の早い時期(脳の発育・発達は10歳前後で90%完了するといわれています。これまでに基礎学力をつけることが大切)にゆとりをもって十分な基礎学力を身につけることは、中学・高校と進んでいく上でも非常に大切です。
当校では長年にわたり、このエジソンクラブ教材を取り入れ、子供達と向き合い、より良い指導になるように改良し続けています。理想的な教材であっても指導者が使いこなせないことには効果は半減してしまいます。当校の基礎学習とそろばんを連動させたシステムは、エジソンクラブ教材を熟知してるからこそ行えます。
私たちは、自信と誇りをもってお子さんを指導させていただきます。
おわりに(お願い)
教育とは、どれだけ子供達と向き合ってきたかだと感じています。
数十年間、百人百様の子供達と接してきても、まだまだ私自身、教育者として未熟だと感じることも多く、子供達に気づかされることも多々あります。
教育には答えがありません。だからこそ私達は教育者として日々、学び続ける義務があります。
子供の好奇心を大切にし、無理なく学習に取り組むところから始め、基礎学力・計算力・集中力・応用力の育成まで基礎学習とそろばんの両面から責任をもって指導いたします。
ぜひ、お子さんに『わかる喜び・学ぶ楽しさ』を体験させてあげてください。
最後に、そろばん・あんざんを学習により、計算力だけではなく、社会に出てからも輝く計り知れない大切な能力を磨き続けることで修得が期待できます。
1つだけ挙げるならば「集中力」。
集中力は一つの事柄に注意を集中して物事に取り組む能力です。 何をするにも重要となるこの能力は、ちょっとやった程度では身につくものではありません。時間をかけて、継続して磨くことで身につけていくものです。
ぜひ、保護者の方も根気よく、我慢強く長い目で「そろばん・あんざん」に取り組むお子さんを見守っていただけると幸いです。
広瀬珠算学校